どーも、おがわです。
合心館京都・大阪に体験に来られる方を見ていると
かなり運動神経が良い方であっても、合気道の動きをすぐに習得するのは、難しいようです。
合気道には試合がありませんので、
一般の方は合気道の技を見る機会が少ない事も、習得が難しくなる要因の一つかもしれません。
また、合気道の円運動の動きは、他の武道にはない動きなので、他の武道をされていた方でも、はじめは戸惑われます。
そこで、合心館京都・ 大阪では基礎の足さばきからじっくり指導をしていくようにしています。
足さばきをはじめにしっかり習得しておくと、その後の技の覚えが格段に速くなります。
足さばきはとても大切なのです。
というわけで、今回は合気道の代表的な4つの足さばきについてまとめてみますね。
合気道の基礎 4つの足さばきとは?
合気道の足さばきの基本は4つです。
(細かく言うともう少しありますが、私はこの4つをはじめにしっかり指導しています。)
この4つをしっかり覚えると、技の習得は格段に早くなります。
●「直線運動」・・・送足 歩足
【送足】
■すり足で移動する
■足幅は肩幅(狭くなりすぎない)
■目線は遠くの一点に定める
【歩足】
■構えの左右の切り替えをしっかりと
■目線は遠くの一点に定め、鼻筋のラインが左右変わらないように
●「円運動」・・・転換 転回
【転換(単独動作)】
■コンパスで半円を描くように動かす
■しっかりと180度回る
■構えの左右の切り替えをしっかりと
■前足からと後ろ足からの両方行う
【体の転換(相対動作)】
■しっかりと180度回る
■姿勢と腕のかたち(腕はゆるく反る形 手のひらに水がたまるような形に 両腕をそろえる)
■踵を少しだけ浮かせ、足の指の付け根で回る
■しっかりと180度回る
■構えの左右の切り替えをしっかりと
初心者は足さばきから覚えていくと習得が早まります。
これは私の考えなのですが
家を建てる時と同じように、合気道も土台から作っていく事が大切だと思います。
そして土台を作った後に、柱を立てます。
壁や天井など、細かな内装などはその後から作っていきます。
つまり、このような優先順位で覚えていくのが良いと思います。
土台・・・足さばき
柱・・・姿勢、腰
内装・・・手の使い方、崩し、さらに和合や合気など
(手の使い方もはじめに教える必要はありますが、細かな部分は後でもいいと思います。まずは下半身から)
さきに土台と柱がしっかりしたものを作った上で、内装部分の習得に進んで行っていただければと思います。
これは私の師匠が言う
「まずは自分の事をしっかりする。それで初めて相手を崩す稽古に入る。」
「手はいつも使っているから、手の手順はすぐに覚えやすい。下半身の動きは覚えにくい。」
と同じ意味になると考えています。
はじめに土台と柱をしっかり習得して、内装部分は稽古の中で徐々につかんでいけば良いと思います。
このように優先順位で覚えていく事が一番効率的だと私は考えています。
合気道は師範により技が違う?
合気道の師範の技はそれぞれ非常に個性的で、魅力的です。
「かっこいい」と思わず見とれてしまいます。
しかし
それは内装部分であり、その下にしっかりとした土台と柱がある事を忘れてはいけないと思います。
そして、合気道の黒帯を取得して、色々な講習会や出稽古に行くと、それぞれの師範の技の方法や説明の違いに戸惑う事になります。
若い頃の私がいつもそうでした。
あれから20年以上、合気道を稽古してすっかり中年・・・
否、ナイスミドルになった今思うのは
どちらも正しいのです。
しかも、実は違うように見えても、同じ事を言われていたりします。
(呼吸力の表現の違いだったり、体格の違いなどによる崩しの方法の違いだったりします。)
多くの師範の技に接したときに、目に見える部分だけでなく、その下の土台をしっかり見る事が大切ではないかと思います。
ですから、違いばかりに目が行くのではなく、師範や指導員の稽古中は
「指導の通り、真っ白な気持ちで、素直に稽古してみよう」
と心掛けるべきだと思います。
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