ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!
どーも、おがわです。
突然ですが・・・
当身(あてみ)って、聞いたことありますか?
実は当身というのは、簡単にいうとパンチやキックの事です。
昔の日本の武道では突いたり蹴ったりする事を、身を当てる→当身と言ったんですね。
実は私が20年以上やっている合気道には当身で相手を倒すような稽古はありません。
合気道をはじめた高校生の頃は、合気道に突きや蹴りがない事に愕然としました。
だって
ブルースリーやジェットリーとかかっこいいじゃないですか!
高校生の私は、目にも止まらぬ、突き蹴りにどうしいようもなく憧れていたんですね。
そこにシビれる!あこがれるゥ!
やっぱり、かっこいいブルースリー
説明しよう・・・当身とは?
当身の由来は古代中国にまでさかのぼる。
阿丁実(ああていみ)が盗賊に襲われた際に、強く握った拳を相手の急所に強く打ち込む事により、難を逃れたという。
阿丁実(ああていみ)はその経験から独自の拳法を創設し、藩陳(ぱんちん)を後継者に選んだ。
ちなみにパンチ(Punch)の由来は、この、藩陳(ぱんちん)からだというのは有名な話である。
民明書房刊「攻撃今昔物語集」より
とういのは嘘で💦
(意味の分からない方は「男塾 民明書房」でググってください。)
wikipediaによると・・・
当身(あてみ)もしくは当身技(あてみわざ)とは、日本において古くから伝承される古武術や武道で急所を「突く・殴る・打つ・蹴る・当てる」などの技術の総称である。
主に、柔道をはじめとする、柔術で使うパンチやキックの事を指す意味で使われる。中身(あてみ)、当、中(あて)とも書く。流派によっては砕き(くだき)、殺活術、殺法、勝身術ともいう。時代劇などで、急所や腹部を打って気絶させる技も当身である。
引用:wikipedia
だそうです。
適当な解説ですみません(-_-;)
当身は日本の古い武道で使われた急所を突く蹴るなどの技術の事です。
俳優の堤真一さんもやっている柳生心眼流の動画を貼り付けておきますね。
空手やボクシングの突きとはかなり違う印象を受けます。
現在の合気道では、技の中で当身を重要視する事はありません。
現在の合気道では、当身で相手を倒すような想定での稽古は行われません。
どちらかというと技を行う際、相手に圧をかけて、安全に良いポジションに入るための補助的な役割になっています。
肩取り二教や回転投げという技の時に、相手の攻撃させないために入れる場合が多い。
技の中で当身を重要視し、もっと多用される先生もおられます。
さらに、これを当身というべきかは迷いますが・・・
合気道では、取り(相手を投げる役)と受け(攻撃をする役)に分かれて、型稽古を繰り返します。
受けの攻撃の仕方は、持ち手(相手を掴む)と打突(離れた状態から打撃)の大きく二つに分かれます。
打突は受けが練習の為に行うもので、当身をというべきかが迷いますが、一応代表的なモノを紹介をしておきますね。
正面打ち
横面打ち
突き
正面、横面打ちは剣の理合を手刀で表したもの
突きは動画では拳を回していますが、合気会の教本では縦拳になっています。
これは短刀突きを想定したものです。
昔の合気道は本気で当身を入れていた?
王貞治選手のコーチで「1本足打法」を伝授したことで有名な荒川博さん
野球に合気道を取り入れた先駆者的存在です。
※最終的には6段まで行かれたそうです。
その荒川さんがインタビューで当時の植芝道場での稽古の様子を語っております。
昔は、技に全部当て身が入ってね、それがよけきれなくて何回もモロに当たってバリバリ歯が折れちゃった。35~36歳のコーチ時代には、上の歯が全部なくなっちゃったよ。
当時は本気で当身を入れていたんですね( ゚Д゚)
前歯全部なくなったって・・・
現在では考えられませんが、当時、武道を習う方も歯が折れるくらいは覚悟をして稽古していたのでしょうね。
私はこんな稽古はとてもできません💦
親父にもぶたれたことないのに!
実戦では当身が七分、投げ三分
合気道の開祖である植芝盛平先生はこのような言われていました。
「実戦では当身が七分、投げ三分」
なんとなく強くなりたかった高校生の頃の私は戸惑ってしまいました。
何故なら合気道の道場では、空手道場と違い、本格的に効かせる突き蹴りを練習しないからです。
やる突き蹴りは型稽古の受けの為の突き、巻藁やサンドバックを叩いたりする事もありません。
「なんだかなー」
と阿藤快のようのつぶやいている高校生の私がいました。
そんな時に、植芝開祖の高弟で合気道の達人として名高い塩田剛三先生の「合気道修行」という本を読んで、少し疑問が晴れた気がしました。
次に合気道修行の一説を引用させていただきます。
塩田剛三先生の言葉
「私の体験から言っても、まさにそのとおりだと思います。
それなら、関節技はどうなるのか、と問い返されそうですが、たとえば酔っ払いにからまれたとかいう場合なら、関節技で制圧した方がいいケースもあるでしょう。
しかし、死ぬか生きるかというような状況に身をさらした場合や、多勢を相手にした場合などは、一瞬の勝負になりますので、当身や瞬間的な投げじゃないと身を守り切れません。
逆に言えば合気道の本質はそういうギリギリの闘いにおいて発揮されると言ってもいいでしょう。
さて、当身といっても、合気道の場合は拳や蹴りなどにこだわりません。
体中いたるところが当身の武器になります。
演武会で、私がよく、突進してくる相手を背中で弾き返したり、すれ違いざまに肩で相手を吹っ飛ばしたりするのをごらんになった方もいるかと思います。
ああいうふうに、触れたところがそのまま当身となるわけです。
これは、相手の攻撃をよけてから反撃するのではなく、逆にその攻撃の中に入っていくことによって可能となる技です。
といっても、ただやみくもに体を相手にぶつければいいのではなく、そこに体全体から発する力を集中させなければなりません。
体中どこにでも自在にこの力(集中力)を発揮させることによって、合気道本来の完全に自由な闘い方が可能になるわけです。
また、こういった瞬間の攻撃の場合、もはや当身とも投げとも区別できないようになることがあります。
しかし、そんなことはどうでもいいのであって、とにかく相手が崩れればそれでいいわけです。
形をいくら区別してもしようがありません。」
引用:合気道修行
合気道修行―対すれば相和す
この本は私の高校時代のバイブルだったのですが、廃盤になっているようです。
Amazonでは中古品が値上がりしていますね💦
私が昔かったのは奈良の自宅で行方不明に・・・残しておけば良かった。
塩田先生の自叙伝「合気道人生」よりこちらの方が読みやすいです。
挿絵は「グラップラー刃牙」の作者、板垣恵介先生でした。
楽天の中古の方が安いです。
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合気道の通常の稽古が当身につながる(かな?)。
今のところ、塩田剛三先生の本を読んで、自分なりには以下のように解釈しています。
通常の合気道の稽古の中で「呼吸力(合気道の力の出し方)」を養う事が大切な事
その力を投げに使うか当身に使うか
植芝開祖も巻藁を叩いたりなどの「強い突き」を出す稽古をしていないにも、関わらず、挑んでた武道家を当身一つで再起不能にしたというエピソードもあります。
とはいえ・・・植芝開祖や塩田剛三先生のような強靭な当身は私にはできません。
地道に頑張ります💦
やれやれだぜ
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