どーも、合気道合心館の小川です。
私は京都と大阪で合気道の道場を運営していて、よく「合気道は大乗仏教的だな~」と思います。
合気道という武道は、技を掛けるだけではなく、きちんと受け身を取ってくれる人がいないと、良い稽古ができません。
合気道は試合も乱取りもなく、型稽古を繰り返します。
良い型稽古をするためには、良い稽古相手がいないといけません。
ですから、道場において、自分ばかり上手く強くなっても、いい稽古でできないんです。
初心者が後輩の事を考えて、よい指導を行い、上手になってもらう事が、めぐりめぐって自分の上達につながります。
ですから、合気道場においては
「みんなで上手になろうぜ!!」
というスタンスで稽古をしていかないといけないんですね。
(試合がある武道であれば、上達すれば上達した分だけ、良い練習相手や環境が提供されることもあるかと思いますが、合気道にはそもそも試合がありません。)
そのような意味で、合気道は大乗武道ではないかと思うのです。
変な言い方ですが、そのように思うのです。
大乗仏教と小乗仏教の違いとは!?
仏教は紀元前500年ごろに仏陀(釈迦)によって作られました。
仏陀は教えを書物にのこさなかったこともあってか、死後100年くらい経つと、信者の中で意見の違いが原因で、仏陀の教団は分かれてしまいました。
それが「大乗仏教」と「小乗仏教」です。
下記に簡単にご紹介しますね。
日本はどちらかというと大乗仏教がメインの国です。
大乗仏教( だいじょうぶっきょう)
大乗はサンスクリット語でマハーヤーナ(mahāyāna)と言います。
仏陀の教えを多くの人を救うために、時代や状況に合わせて変えて行こうとする革新派です。
仏法により、多くの人を救う事を重要視します。
「たくさんの人々を乗せる大きな乗り物」という意味になります。
つまり、自分だけでなく、人間をはじめ全ての生き物の救いを目的とした仏教のことを大乗仏教と言います。
小乗仏教(上座部仏教)
小乗はサンスクリット語でヒーナヤーナ(Hīnayāna)と言います。
小乗仏教は仏陀の教えを忠実に守ろうとする保守派です。
修業による個人の悟りを重要視します。
「小さな乗物」という意味になりますが、これは大乗仏教からの軽蔑して呼ばれた名前です。
なので、今日では上座部仏教(Theravāda buddhism)と呼ばれます。
■大乗仏教の解説動画
自分も稽古相手も楽しく ~自利利他~
自利利他(じりりた)とは大乗仏教が理想とする精神です。
つまり、自分が幸せになることが他人のためになる。
そして、他人が幸せになることが自分のためになるという意味です。
合気道も同じで、自分が上手になることが、稽古相手のためになります。
また、稽古相手を上手にしてあげることが、自分のためにもなります。
お互い相手のことを思いやる精神が合気道の稽古の中には息づいています。
合気道の稽古は「自利利他」の精神の実践の場ととらえる事ができるのではないでしょうか?
合気道も大乗仏教のように多くの人に広める道を進んだ。
合気道の開祖植芝盛平先生は「合気道は世界・人類平和のかけ橋」と言われています。
そしてその為に、合気道を広く普及するべきだという考えをお持ちでした。
私は、道場の運営理念を「合気道を通じて、一人でも多くの人の人生を豊かにすること」としていますが、この理念の先に世界・人類平和につながればという思いがあります。
こんなこというと、こっぱずかしいのであまり言わないのですが・・・・
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