こんにちは、合心館の小川です。
「腹中有書(ふくちゅうしょあり)」という言葉を最近知りましたので、少し調べてまとめてみたいと思います。
腹の中に書が有るという意味ですが、別に
という意味ではないようです。
どうやら
「腹中有書(ふくちゅうしょあり)」とは・・・
「腹中有書(ふくちゅうしょあり)」という言葉を言われたのは、陽明学者の安岡正篤(やすおかまさひろ)先生です。
「腹中有書」とは腹の中に書が有るということですが、これは書物を数回読んで、頭で内容を理解をしているということではありません。
これぞ!と思う座右の書を持ち、それを何度も何度も読み返し、その内容が腹に落ち、自分の信念・哲学になるまで読み返して、はじめて「腹中有書」と言えます。
「腹中有書」とは偉い人が書いた書物の内容を自分自身のものとして、実行できる段階(胆識)にまで深めたという意味だと思います。
この胆識の重要性に関しても、安岡正篤先生がよく語られています。
「腹中有書」を説いた安岡正篤(やすおかまさひろ)とは
安岡 正篤 やすおか まさひろ 明治31年大阪市生まれ 大正11年東京帝国大学法学部政治学科卒業 昭和2年(財)金鶏学院、6年日本農士学校を設立、東洋思想の研究と後進の育成に努める。 戦後、24年師友会を設立、政財界のリーダーの啓発・教化に努め、その精神的支柱となる。中でも、昭和の名宰相とされる佐藤栄作首相から、中曽根康弘首相に至るまで、昭和歴代首相の指南役を務め、さらには三菱グループ、東京電力、住友グループ、近鉄グループ等々、昭和を代表する多くの財界人に師と仰がれた。その教えは人物学を中心として、今日なお日本の進むべき方向を示している。58年12月逝去。
引用:到知出版社
三識(知識・見識・胆識)とは?
三識とは「知識、見識、胆識」の事になります。
知識とは頭で知っているだけの情報の事です。
しかし、これだけでは不十分で、実生活には役には立ちません。
その知識を体験や経験と通じて、理解できて初めて実生活で役に立つ見識になります。
しかし「見識」だけでは、厳しい状況の中で、正しい行動につなげる事はできません。
そこに胆力があって、はじめて正しい行動を実行できるのです。
これを「胆識」と言います。
・見識=知識+経験
・胆識=見識+胆力
■丹識に関するブログ
腹落(はらおち)ちする
「なるほど」と深く納得して、知識を自分のものとすることを「腹越ち(はらおち)」すると言います。
これは頭で情報を知っている「知識」から、納得して情報を自分の考えとする「胆識」にするという意味なのではないでしょうか?
日本語っておもしろい。
座右の書を持ちたい
座右の書
今のところ、これだ!という座右の書は私にはないんです。
現在、探し中ですね・・・。
でも、私はあんまり長文を読むのが得意ではないので、深い教えを短い文章であらわしている中国古典が肌にあっているようです。
ボチボチ、時間を見つけて読んでいこうと思います。
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