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どーもおがわです。
鉄舟は無類の酒好きで、おれの師匠という本の中でも「鉄舟と酒」という章が設けられ、いくつかエピソードが紹介されています。
たとえば、酒に酔った鉄舟が馬のシッポをつかんで、馬屋から引きづり出した・・・などなど
その中から、鉄舟の盟友で、同じく大酒豪だった池田徳太郎とのお酒エピソードを今回はご紹介します。
ではでは・・・
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おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝
おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝とは・・・
山岡鉄舟の直弟子である「小倉鉄樹」が師の事を語った話を鉄樹の弟子である「石津寛がこれをまとめ、「牛山栄治」が決定本として世に出した鉄舟本です。
よく知られているかっこいい鉄舟像だけでなく、思わずクスリと笑ってしまう失敗談なども多く書かれており、人間味あふれる鉄舟を知る事ができます。
鉄舟ファンにとって垂涎の書とされています。
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お酒カンパイ事件
鉄舟はお酒が大好きだったそうです。
しかも、かなりの酒豪だったそうです。
そんな鉄舟も閉口してしまった酒仙、池田徳太郎とのお話が「おれの師匠」の中で紹介されています。
その名も「お酒乾杯で完敗事件」
略して「お酒カンパイ事件」でございます。
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これは山岡鉄舟が20代の貧乏時代の頃、池田徳太郎がひょっこり訪ねて来ました。
この徳太郎は鉄舟に負けない大酒豪でした。
池田は片手に1斗樽を下げています。
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この頃の鉄舟はドのつく貧乏だったので、安くて、たくさんあるので腹の足しになって良いと菜っ葉や大根の茎ばかり食べていました。
もちろん、徳太郎は鉄舟が貧乏している事は承知済みです。
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まもなく、盛ソバが50枚ほど運ばれてきました。
鉄舟の貧乏をねぎらう徳太郎の心意気、イキですなー。
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二人は良い気持ちで呑み出しました。
そして・・・
一斗(約18リットル)をたいらげてしまいました。
まだ、呑み足りないので、徳太郎が五升(約9リットル)を足しました。
それはさすがに一升(約1.8リットル)ばかり残してしまいました。
1人当たり12リットル強の酒を飲んだ計算になります。
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徳太郎が千鳥足で家に帰った後、鉄舟は少し飲み過ぎたと思いました。
どうも頭が痛いし、吐き気がします。
とうとう鉄舟はその晩、夜通しで苦しみ、一睡もできませんでした。
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そう思い、鉄舟は夜が明けるのを待って、徳太郎の家に向かいました。
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池田の家に着くと、中から何やら徳太郎の奥さんの声がします。
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そう思い、徳太郎の家に入ると、
案の定、徳太郎は布団の上に腹ばいになっており、頭にハチマキをして、奥さんに背中をなでてもらっています。
鉄舟はそれを見て、うれしくなり
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「ぎゃふん!」と言ったかどうかは定かではありませんが(たぶん言っていません)、
徳太郎から酒の入った茶碗を差し出された時は、さすがの鉄舟も閉口して、手が出せなかったそうです。
酒の強さでは徳太郎に軍配が上がりました。
負けず嫌いの鉄舟が負けをきしたのは、後にも先にもこの時だけだそうです。
前で紹介した「ゆでたまご100個事件」と言い、このエピソードと良い、かっこいいエピソードだけでなく、鉄舟のなんとも人間ください失敗談なども読めるのも、「おれの師匠」という本の魅力です。
ぜひ、読んでみてくださいね。
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