どーもおがわです。
では、「おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝」より、井上さん勲章いりません事件をご紹介します。
山岡鉄舟は西郷隆盛に「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人」と言わしめた達観した人物です。
おそらく、鉄舟にとっては勲章など意味のない事だったのでしょうか?
もしくは・・・
江戸城無血開城に大きな貢献に対して「勲三等」である事に不満があったのかもしれません。
鉄舟は負けず嫌いですからね・・・。
どちらでしょうか?
おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝
おれの師匠―山岡鉄舟先生正伝とは・・・
山岡鉄舟の直弟子である「小倉鉄樹」が師の事を語った話を鉄樹の弟子である「石津寛がこれをまとめ、「牛山栄治」が決定本として世に出した鉄舟本です。
よく知られているかっこいい鉄舟像だけでなく、思わずクスリと笑ってしまう失敗談なども多く書かれており、人間味あふれる鉄舟を知る事ができます。
鉄舟ファンにとって垂涎の書とされています。
②「井上さん勲章いりません事件」~金や名誉に執着しない鉄舟~
山岡鉄舟が10年の宮内省での勤めを退めた頃、勲章を渡したいから、出てくるようにというお呼びがありました。
しかし、鉄舟は出ていきませんでした。
二度も呼び出されたのに、鉄舟はそれを既読スルーしていたので、
わざわざ井上馨(いのうえかおる)が勲章(勲三等)を持って山岡邸を訪れました。
鉄舟は勲三等を受け取り、家族に見せに行きました。
そして、間もなく戻ってきました。
と意外に素直で丁重な鉄舟の対応に、いかにも井上馨は満足そうです。
しかし、
その直後、改まった声で、
と言い放ちました。
それには井上馨もビックリ
と激高する井上馨に鉄舟は次々とまくしたてました。
という感じで、井上馨はせっかく持ってきた勲章をとぼとぼと持ち帰るハメになりました。
このエピソードに関しては、少し井上馨がかわいそうな気がしなくもないです。
じつは・・・
この時、弟子の小倉鉄樹先生は押入れの中で、一連のやり取りを聞いていました。
押入れの中でって・・・ドラえもんかい・・・と言いたくなりますが・・・
後で他の弟子たちにこの事を話したらみんな痛快がったそうです。
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